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クライアントは大阪市内で医院を経営している。趣味のゴルフとバードウォッチングの為に自宅とホームコースの中間に、中継点としてこの地を選んだ。また、健康の回復と保持の為にこの建築を計画した。
身体的な健康の為には冷暖房、通気、換気、断熱性、サニタリーの充実等があるが、精神的な健康の為に、環境再生と空間性の表現を求められた。周囲の環境は、大阪市・神戸市の近郊として最近開発がとみに盛んであるが、六甲の山並が望め、近隣もまだ緑が多く残っている地域である。地域の再生と、乱開発の抑止力を生み出したいと思うが、その為の一助となればと思う。外壁は作らない事を原則とするが曲面のRC壁と柱により、可視、不可視、相互貫入、相互遮断、という極めて日本的な思想を現代的に咀嚼しデザインした。
またクライアントの趣味を反映し、敷地の全てに雑木による自然林風な趣きを取り込み、緑を抱え込み、更に地域環境の再生の為に緑を解放している。建物は日常生活を内包しつつ、非日常的空間を現出する事により精神的疲労の回復を図りたい。パネルによる3間×6間の吹抜け空間と、建物中央に取り込んだパティオにより、通気、採光と共に精神的充足(心の健康)を生み出したい。
外観は、高低差を利用する計画により最高の高さを極力抑え、平家の趣を出しています。 |
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