この住まいは、単なる生活の場ではなく、日常の暮らしを楽しくするための場である。
オープンな1階には、段差をつけたダイニングを配置。居室の連続性は保ちながら、視覚的に独立したダイニングスペースが、フラットな空間に動きをつけている。また、2階のルーフバルコニーにも段差をつけ、ステップを上って屋外に出るよう設計した。周囲の住宅や居室から完全に独立した空間では、そこに広がる開放感を独占することができる。
こうした変化と遊びに満ちた空間構成が、何気ない毎日を楽しくする刺激を与えてくれるのだ。
階段スペースを中心に居室が取り囲む設計。室内の動線は、
この階段を軸に回遊するように確保されている。
ステップで段差を付けたルーフバルコニーは、夜風に吹かれながら月や星を眺める月見台をイメージ。周囲の住宅よりも高くなっているので、視線を気にせず存分に開放感を楽しむことができる。
床面を高くしたダイニングは、特にリビングとの視覚的な区分がそれぞれ独立した空間という印象を強め、プライベート・パブリックの線引きにもなっている。また、その段差を活かし収納スペースを確保。利便性も追求した。