住宅密集地のため、1階は限られた開口からの光しか望めないという困難な条件。これをクリアするために、LDKを2階へ配し、そこにバルコニーを設けた。
バルコニーが外からの視線を遠ざけながら、光を取り込み、プライバシーと採光を確保。その光は、LDK全体に明るさをもたらすとともに、吹き抜けを通して今度は1階ホールを照らす。このホールは、家族がそれぞれ独立した時間を楽しむ中、ふとした一瞬に出会う、露地的な役割を果たしているのだ。
順番に光に照らし出される交流の場は、この家族の強いつながりを象徴しているようでもある。

それぞれの個室をつなげ、吹き抜けで2階とも連続したホールは、住まいの中心で家族の交流を生み出す。
 
光が全体に行き渡るよう、2階は吹き抜けも取り込んだ大空間として設計。リビングとダイニング・キッチンを分離させることで、家族団らんの場と、来客にも使える場に機能を分けられるようにした。

ホールからの光が射すため、子供室は外に向かう開口を南側の小さな高窓だけに止めることができ、プライバシーも確保。